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2009/08/15 (Sat) この賭けには負けたくない

負けたくない。



・・・負けたくないのだ。





「この賭けには負けたくない」





「銀ちゃんはどういう娘が好みアルカ?」
「・・・はぁ?」


何の前触れもなく、特に理由があった訳でもなく、
ふっと思った事を銀ちゃんに聞いてみる。

「ん~、そんな事言われてもなぁ・・・」

こうした何気ない質問にも、何だかんだで考えて答えようとしてくれる銀ちゃんが好きだ。

構ってくれるので嬉しい。
見ていて面白い。
興味がどんどん沸いてくる。
もしかしたら、この質問も私が知りたかったのかもしれない。

「姉御みたいなのがタイプか?」
「お妙か?・・・いや~、ゴリラに育てられたみたいな乱暴な奴だからなぁ~、料理も壊滅的だしな・・・。」
「じゃあ、さっちゃんみたいな奴か?スタイル良いし、銀ちゃんSだからMなさっちゃんみたいなのがいいアルカ?」
「・・・勝手にM好みとか決められても困るから。銀さんのイメージ悪くなるっていうか、お前がそういう事言うのまずいから。
スタイルはまぁ良いにしても、ああいったストーカーじゃなぁ・・・。」

周りの知り合いの名前を出して、聞いてみる。
良い面もあるけど・・・と言うが、ピッタリくるタイプではないらしい。

じゃあ・・・
銀ちゃん、じゃあさ・・・

「じゃあ・・・私は?」
「・・・はぁ?」

思い切って聞いてみたのはいいけど、銀ちゃんはきょとんとして口を開いたままになった。
たぶん、私はその考える選択肢にも入っていなかったのかもしれない。

「‘私は?’って言われてもな・・・まだガキだし、銀さんそういう趣味ないしな。力強いし・・・」

『ガキ』という言葉を聞くのが嫌だ。
そこから抜け出さない限り、銀ちゃんは私を女として見てくれないと思うから。

「それ考えると、前に挙げた‘2人’の方がまだ可能性があるって言えばあるような・・・」

その言葉を聞いて、悔しいと思った。
それと同時にムキになってしまったのかもしれない。

「これから何年かすれば私だってガキじゃないネ!」
「え?」
「‘え?’じゃないアル!後3、4年もすれば、私だってボン、キュッ、ボン、アルヨ!」
「・・・へぇ~、お前がね・・・」
「ほ、本当アル!見てろよ、銀ちゃん!『あの時、神楽がタイプだって言っておけば良かった~』って後悔させる程、イイ女になってやるネ!」
「はは、面白ぇ。じゃあ、賭けするか。お前がそんなイイ女になったら、銀さん土下座でも何でもしてやるぜ?」
「・・・望む所アル!負けるか、ボケー!!」

私を見てほしい。『ガキ』としてではなくて。

もっと構ってほしい。『子供と遊ぶ』感覚ではなく。


そして、負けたくない。

例え、姉御でも、さっちゃんでも。

だって、銀ちゃんと一番一緒にいるのは私だから。


・・・負けたくないのだ。



そして、銀ちゃんとのこの賭けにも。


この賭けに・・・決して負ける訳にはいかない。









あとがき
アンケートリクエスト第9弾であった銀時×神楽を再録。

一応、×傾向気味ですが、
何だか「娘が父親に」とか、「近所のお兄さんに小さな女の子が」的な感じになってしまいましたね(笑)

しかし、数年後神楽ちゃんは素敵な女性になっているのは確かだと思います。


駄文小説 |


2009/07/14 (Tue) 雨宿り

どこか向こうへ行ってしまいそうな時は、
今を思い出せる場所で、雨宿りを。





「雨宿り」





「わりぃな。ちょっと雨宿りさせてくれ。」

そう言って、銀さんが尋ねて来た。

雨で濡れている訳でもない。
傘はちゃんと差していた。

それなら早く家に帰ればいいのにとも思ったが、
折角来てくれたのだからと家に上げる。

お茶を出すと、「わりぃな。」とお茶を啜りながら銀さんは外を見ていた。

何だか悲しそうな、
遠くにいってしまいそうな顔。
今まで見た事がない。


「雨は嫌いですか?」


自分でも気づかず、銀さんにそう問いかけてしまった。
私を見ながら、銀さんは驚いた顔をする。


しまった。
相手の踏み入れてはならない所に、土足で入るような事を。


慌てて謝ろうとすると、銀さんが外を見ながら言う。

「この時期の雨は何だかなぁ。昔の仲間が呼んでるような気がしてよ。そんな事思ってたら、丁度お前の家の近くだったんでな。ちょっと上がらせてもらった訳よ。」


詳しい事はわからない。
でも、昔の話と関係があるのは確かで。

そして、それは今を思い出すものが見つからなければ、遠くへ行ってしまいそうな言い様で。


そう思っていると、銀さんが立ち上がった。

「悪かったなぁ。雨も止みそうだし、そろそろ家に戻るわ。」


玄関まで見送り、「じゃあな。」と言う銀さんに私は言う。

「・・・銀さん。」
「あ?」
「またそんな時があったら、気軽にうちに寄って下さい。お茶でも・・・なんなら、食事でも作ってあげるわ。」

それを、聞いた銀さんは「食事は遠慮しておくわ。」と言いつつも、微笑みながら手を振り、うちを後にする。


この気持ちが何であるかはわからない。


でも、あの人が遠くへ行ってしまうのは嫌だ。

もしこんな事で、あの人がどこか遠くへ行ってしまわないのなら・・・

喜んで、雨宿りの場所になろう。





どこか向こうへ行ってしまいそうな時は、
今を思い出せる場所で、雨宿りを。








あとがき
銀妙小説再録。
銀さんは未だ過去話が深く話されていませんが、お妙さんには後々少しずつ話してほしいなと思いながら書かせて頂きました。

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2009/06/14 (Sun) 矛盾な気持ち




「たつき、悪かったって。」
「うるさい、バカ。」


一護が怪我をした。
・・・あたしのせいで。


「おい、たつき。」
「今、話しかけんな。」


いつの間にか加勢して。
いつの間にかあたしより怪我をして。
いつの間にかあたしを庇って・・・自業自得だ。


「・・・おい、たつき。」
「だから、今話しかけんな!」


「たつき、悪かった。・・・だから、泣くなよ。」
「・・・うるさい。」


言葉ではそう言うあたしと、
何故か涙が止まらないあたし。

きっと一護だけでなく、誰が見ても・・・
今のあたしはおかしいだろう。




あとがき
『矛盾な気持ち』一護×たつき・たつき視点

勝手に加勢し、怪我をするのだから自業自得。
そう思えれば楽だろう。
でも、自分の問題に巻き込んでの事に、そんな事を思えやしない。


駄文小説 |


2009/06/13 (Sat) 矛盾な気持ち




「いt・・・黒崎くん!ちょっとどうなさいましたの!?」


こいつがどうあろうと、どうでもいいはずだ。


「お、おい。一護、一体どうしたのだ!?手を離せ!」
「うるせぇ。」


こいつがどうあろうと、どうでもいいはずだ。

例え、こいつが男に言い寄られようが・・・どうでもいいはずだ。


「い、一護!?早く手を離しておけ!皆見ておるぞ!」
「黙っとけ。」
「な!貴様が、学校では距離を置けと言ってきたのではないか!だいたいな!・・・」
「・・・だから、うるせぇって。」


言葉と行動が全く合っていない。

・・・きっと今の俺は矛盾している。



あとがき
『矛盾な気持ち』一護×ルキア・一護視点

この矛盾な気持ちと行動の理由をわかるのはまだまだ先の話。


駄文小説 |


2009/06/13 (Sat) 矛盾な気持ち



「降ろせ、一護!」
「・・・嫌だ。」

迂闊だった。
虚との戦い、それは無事に退治できたのだ。
問題はその後だ。

・・・迂闊だった。
着地を誤って、足を挫くなんて。

「これくらい平気だ!だから、降ろせ!」
「平気かはちゃんと診てからだよ。捻挫なめんな。バカ。」
「莫迦とは何だ!良いから、降ろs・・・」
「いいから、黙ってろ。」

私を背負う一護の力が強くなる。
それと同時に私の胸が何だか苦しくなった。


この先おそらく・・・いや、きっと別れの時が来る。

・・・でも、その時が来なければ良いのに。


こんな事を思うなんて、私はどうかしている。





あとがき
『矛盾な気持ち』一護×ルキア・ルキア視点

今のこの気持ちを一体どう説明すればいいのだろう。


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