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2010/12/13 (Mon) そうだ、この感じ

いつもと違う。

その場の雰囲気が、光景が、自分の行動が・・・


いつもと違う。

部の皆も、来てくれる女の子達も・・・

いつもと違う。

たぶん、それはあの人がいないからだろう・・・





「そうだ、この感じ」





図書館で勉強をし、ふっと一息入れた時に、時計を見た。

「・・・うわぁ!遅刻だ・・・!!(汗、汗)」

つい時間を忘れて、部活の時間も間近。

自分は、遅れないように音楽室へと走る。


・・・入ったら、入ったで環先輩がうるさいんだろうなぁ。
あぁー、光や馨もうるさい気がする。
と言うか、遅刻したら、絶対鏡夜先輩が何か言いそうだ。


そんな事を思いながら、音楽室へ。
よし、ギリギリセーフだ。

自分が、急いで扉を開けると・・・


「「ハルヒー、今日は遅刻しなかったね♪遅いのに、頑張ったじゃん☆」」

あぁ・・・、いつもの二人の反応だ。

「5分前行動が基本なんだがな。まぁ、遅刻しなくて良かったじゃないか?(ダークスマイル(笑))」

あぁ・・・、遅れなくて本当に良かった。

「ハルちゃん!ケーキ食べる~?崇も一緒に、3人でさ♪ねぇ、崇?」
「・・・ああ。」

ハニー先輩も、モリ先輩も変わらず。


最初は信じられなかったこの光景も、今では当たり前のように順応している自分がちょっと怖い・・・(汗)


たぶん、最後はまたあのうるさい人が・・・・



・・・・・・・・・・



・・・あれ?環先輩?


いつもうるさく色々言ってくる人が来ないので、辺りを見回して見ると環先輩がいない。

「鏡夜先輩、環先輩はまだですか?」

自分がそう聞くと、鏡夜先輩が・・・

「ああ、あいつは今日風邪で休みだそうだ。」
「え!?」

鏡夜先輩の言葉に驚く。

・・・そうか、休みなんだ。


そうして、環先輩がいない今日のホスト部が始まる。

いつも通りに進むかと思ったら、何かいつもと違う。


まず影響がすぐわかるのが、環先輩の指名の女の子達。

「まぁ、環様がいらっしゃらないだなんて・・・」
「私(わたくし)一緒のクラスなので、今日一日悲しくて、悲しくて・・・」
「お風邪なんてひかないとよく仰ってましたのにね・・・」

さすが7割の指名率は、こうも影響が出るのもなのかと思い知る。

指名とかではなくも、ホスト部に来てくれる女の子達もどことなく雰囲気がおかしい。


そして・・・

「「あぁ~、最初は静かでいいかと思ったけど、殿いないとつまんないなぁ~。」」

休憩に入った光も、馨もそうぼやき、文句言っているようで何だか寂しそうな感じ。

「たまちゃん、大丈夫だよね?崇?」
「・・・ああ。」

ハニー先輩も、モリ先輩も・・・。

「全く、今日の売り上げは環が休んだせいで通常の半分以下だな。復帰したら、いつも以上に働いてもらわないと。」

冷たいように言っているけど、何だか鏡夜先輩もいつもと違う。


いつもと違う、この感じ。

こんな空気も、あの人がいればすぐに変えてくれるのかな・・・


そんな事を考える自分も、やはりいつもと違うのだろうか?





そうして、今日の営業が終わり、次の日。

環先輩、今日は来ているだろうか?


少し不安なような気持ちがありながらも、音楽室の扉を開ける。


すると・・・

「・・・おお!ハルヒ!今日は早いな!」
「・・・あ、環・・・先輩?」
「む?そうだが?」
「本物ですか?」
「何を言ってる、ハルヒ!?・・・あ!そうか!!昨日、お父さんがいなくて不安だったのだな!何て可愛いのだ、我が娘よ!!(感涙)」

・・・ああ、このやりとり絶対環先輩だなと気づく。
と言うか、娘とか意味不明だし。


そして、自分とのやりとりの途中に・・・

「「殿~、そこ邪魔~♪」」
「な、何をする!光、馨!」
「「あまり近づいて来ないでよ~、風邪がうつっちゃうじゃん~☆」」
「ぬ~!!もう、風邪は治ったのだ!そんな他人に迷惑をかける様な事は・・・・」

途中から入ってきた、光と馨。
あぁ、何だか嬉しいそうだ。


「たまちゃん、治って良かったよ~!(涙)」
「ハ、ハニー先輩!(涙)ご心配をかけてすみません。」
「ううん、崇もね、凄く心配してたんだよ。ね、崇?」
「・・・ああ。」
「モ、モリ先輩・・・!!(涙)」

ハニー先輩も、モリ先輩も・・・。

「ほら、環。今日は昨日の分も合わせて売り上げに貢献してもらうぞ。」
「・・・きょ、鏡夜。病み上がりの人間に言う台詞か、それ。」
「ん?お前なら可能だろ、環?」
「・・・ふっ、当然だ。売り上げなどに興味はないが、昨日休んで悲しませてしまった姫達に、今日はいつもの倍以上は喜んでほしいからな。」

あんな事言ってるけど、鏡夜先輩も何だか嬉しそうだ。


そうして、いつものホスト部が営業。

昨日とは違う。

その場の雰囲気が、光景が。


昨日とは違う。

部の皆も、来てくれる女の子達も・・・


その場が明るく、あの人の笑顔に、皆が楽しく、嬉しい反応をする。



昨日の感覚とは全然違う。

・・・そうだ、この感じだ。


そうして、環先輩が自分の方にやってきた。

「ハルヒ!実は、風邪の時に色々と試してのだ。庶民の風邪の対処法をだな・・・・・・」

何だかいつものように合っている知識と、勘違いしている知識が入り混じった話をペラペラとうるさく喋る。

そう、この感じ。


「それでだな・・・ん?ハルヒ、どうした?・・・あ!やはりお父さんをまだ心配しているのか?そうなのか~?」
「・・・え?いや、そうではなくて・・・」
「・・・(ガーン)」
「・・・あ、あの環先輩?(汗、汗)」

自分の一言に、何だかわからないけどショック受けて、隅の方でいじけ出す。

そう、この感じ。


その環先輩に・・・

「でも・・・、風邪が治って戻ってきてくれて良かったですよ。環先輩。」

すると、その一言に、パァと笑顔になり、また色々と話し出す。

・・・そう、この感じだ。



その日、感じた安心に似た感情や、
無意識にその日、その人を目で追っていた事や、
最後の言葉を言った時の自分の表情など。


それが何かに・・・自分が気づくのはもう少し後の話・・・。
















あとがき
『アンケートリクエスト企画』作品。
桜蘭高校ホスト部の環×ハルヒを再録。

アホ一直線だけど、その真っすぐさがカッコイイ男キャラが好きです。
なので、こういう環くんみたいなアホは大好き。

原作は最終回も迎え、今は最終巻を待つのみです。
ハルヒちゃんもめちゃめちゃ可愛くなってるし、楽しみです。

読んでいただき、有難うございました。

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