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2009/06/09 (Tue) 色気のない祝いの言葉と色気のないプレゼント




あたし達らしい。

それは、色気のない祝いの言葉と色気のないプレゼント・・・





「色気のない祝いの言葉と色気のないプレゼント」





中2の7月17日。

一応、あたしの14回目の誕生日。

「たつきちゃん(有沢さん)、誕生日おめでとう!!」

織姫を始めて、友達から祝ってもらうあたし。
本当に有難い。

でも、ちょっと何だか物足りない気が・・・?

いや、足りたいっていうより気持ち悪い感じだろうか?

そう思いながら、部活も終わって家へと帰る。

すると・・・

「ん?おう、たつきじゃねぇか。」

あたしより2日前に誕生日を迎えた‘あいつ’の声。

‘あいつ’っていうのは、黒崎一護。

あたしの4歳からの幼馴染。


「何?あんたも帰り?」
「ああ、まぁな。」
「・・・ん?また喧嘩でしょ。」
「喧嘩じゃねぇよ。相手からつっかかって来ただけだからな。」
「それも喧嘩って言うの。ったく、あんたもいいかげんにしなよね~。」
「お前に言われたくねぇ~・・・」
「はぁ!?それどういう意味!?」


「一緒に帰るか」などもなく、こんな言い合いで自然と並んで歩くあたし達。
会えばいつもこんな感じ。


すると、一護が・・・

「そういや、今日。お前、誕生日だよな?」
「え?う、うん。そうだけど?」
「おめでとな~。」
「ん、ありがと。」
「・・・・・・」
「・・・え?それだけ?」
「あ?誕生日でおめでとうだろ?」
「何かないのかよ~。いきなり言い出すからさ~・・・」
「何だよ、お前だって俺の誕生日それだけだったろ?」

・・・まぁ、そうだけど。(汗、汗)

でも、何だか気持ち悪い感じが消えた。

何でかな・・・?

やっぱ幼馴染って事で、こいつに言ってもらっとかない調子が狂うんだろうか?

まぁ、そんなとこだろう。


そんな事を考えていると、一護が・・・

「あぁ~、しょうがねぇな!たつき、ちょっと付き合え!」
「え?ちょ、ちょっと・・・!(汗)」

そう言って、あたしの腕を掴んで、一護はコンビニへ。

そして・・・

「ん~、おっ。たつき、お前このアイス好きだったよな?」
「え?う、うん。好きだけど・・・」
「おし、じゃー、外で待ってろ。」
「はぁー!?」
「いいから、ほら。」
「???」

一護が急にそんな事言い出し、何を言っているかわからないあたし。

外で待っていると、一護がすぐにでてきた。
一護の手には、同じアイスが2つ。

一護は、そのアイスの片方をあたしの前に出して・・・

「ほれ。」
「???何?」
「何って、俺の奢りだよ。誕生日プレゼント。」
「はぁー!?これが???」
「何だよ、今日はあちぃーし、丁度いいだろ?」
「・・・ぷっ、あっはっはっは!」

そんな一護を見て、あたしは笑ってしまった。

誕生日プレゼントがアイス?

はっはっは、何だか笑える。

でも、何となくあたし達らしいと思った。

色気のない祝いの言葉に、
色気のないプレゼント・・・

何だかあたし達らしい。

そう思い、笑いながらそのアイスをとり・・・

「こんなプレゼントあると思う?普通。」
「別にいいだろう。いきなりお前が言うからさ~」
「だからって、アイスって・・・くくく♪」
「何だよ、何か欲しいもんでもあったか?」
「別にないけど?」
「じゃー、いいだろ。」
「くくく・・・、まぁ、‘一応’ありがとうかな?」
「何だよ、一応って・・・」
「これじゃ~、‘一応’でしょう~。」


そんな事を言いながら、あたし達は並んで帰る。



中2の7月17日。
あたしの14回目の誕生日。

幼馴染からの色気のない誕生日プレゼントは、あたしの好きなアイス。(笑)


そんなプレゼントを・・・

あたしは、‘一応’いつもより大切に食べた。











あとがき
アンケートリクエスト第3弾であった一護×たつきを再録。

これまた一護+たつき傾向。幼馴染でほのぼのと。
幼馴染ならではのこの間合いが個人的にはたまりません。


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